平成14年度ブロードバンド部会及び基幹ネットワーク活用部会 合同部会(第2回)開催概要  去る9月30日(月)、今年2回目のブロードバンド部会及び基幹 ネットワーク活用部会の合同部会を霞城セントラル商工団体会議室 で開催し、約30名の皆様にお集まりいただきました。お忙しいと ころ大変ありがとうございました。  部会ではまず、富山県御出身で、次世代IX研究会の幹事や総務 省情報基盤委員会のIPv6ワーキング委員等として活躍されてい る、(株)インテック・ネットコアの中川 郁夫さんから、「国内に おける地域IXの最新動向について」と題して講演をいただきまし た。  中川さんからは、地域が抱える課題を踏まえた地域IXの必要性、 国内における地域IX取組みの状況、地域型データセンターの必要 性、将来的な地域IXの可能性と展望、現在次世代IX研究会で取 り組まれているMPLS(Multi Protocol Label Switching)によ る広域分散IXの取組みなど、非常に興味深いお話を90分にわた り頂戴しました。中川さんのエネルギーが富山県の情報化を力強く 牽引していることが良く分かるお話でした。  その後、会員の皆様と意見交換が行われ、産業創造支援センター 金内さんの提案で、部会員有志により中川さんの活躍される富山県 に情報化視察に行くことについて検討することとなりました。これ につきましては、また改めまして皆様に御案内いたします。  次に、両部会の今年度のプロジェクトである「条件不利地域にお けるラストワンマイル確保のための実証実験」について、事務局か ら検討状況を説明しました。実験地区として、民間事業者によるブ ロードバンド・サービスが提供されていないこと、高速インターネッ トに対する一定の需要があり、モニターの存在が見込まれること、 地域公共ネットワーク等のノードがあること、地元市町村・住民か らの協力が得られること、等の点を踏まえ、「温海温泉地区」を候 補に挙げていること、現在会員企業様に機材提供などの御協力をお 願いしており、その結果を受けて実験スキームを固め、早期にモニ ター募集を開始したいことを説明し、了承をいただきました。この 件につきましても、また協議会メーリング・リストやホームページ でお知らせいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。                           (以上)                           (以上)