平成14年度CSS部会(第3回)開催概要  去る1月20日(月)、山形大学地域共同研究センター霞城サテ ライト会議室で、今年度3回目のCSS部会が開催されました。当 日はお忙しい中、15名の会員の方にお集まりいただき、大変あり がとうございました。会議の様子を簡単にお知らせします。 1 yamagata1の充実改善について  まず、前回の部会で皆さんからいただいたyamagata1への御意見 ・御要望について、その内容から、(1) 既に対応済みのもの、(2) 14年度中に取り組むもの、(3) 引き続き検討し、15年度にかけ て対応するもの の3つに仕分けし、それぞれについて県としての 対応案を説明しました。これに関連して、出席の皆さんから次のよ うな意見が出されました。 ・yamagata1とCSS部会の関わりが今一つ不明瞭で、県に対して  注文や要望を言うだけでいいのかという思いがある。この部会の  構成メンバーからすると、部会は、県内の情報化に関して意見を  まとめたり、一定の情報化施策・プロジェクト等に対する評価や  助言を行うことがふさわしいのではないか。 ・yamagata1は県が構築したものだが、本来我々県民のためのもの  なので、県民のものとしてどう育てていくかということがあり、  内容を評価・検討していくことはこの部会の一つの役割だと思う。  13年3月の「調査報告書」の提言をチェックリストとして、地  域ポータルを整備した本来的な目的がどこまで達成されているか  評価・チェックする必要がある。また、部会としてより分かりや  すいカテゴライズの見直しを行うような取組みがあっても良い。 ・地域の動きや住民がしたいことをyamagata1上で実現できるよう  にすることが重要。yamagata1はあくまでプラットフォームであ  り、コンテンツは県民が考えるべきもの。また、CSS部会は会  員の意見を吸い上げる仕組みを提供することも必要。 ・yamagata1構築の際、県内の情報を提供してくれるサイトを連携  サイトとして20サイト程度採択したので、それらのサイトや昨  年度の一地域1ホームページ運動で開設されたサイトを一覧で紹  介するページがあると良い。また、yamagata1との連携タグを簡  単に組み込むツールをつくっている会員企業もあるので、そのよ  うなツールを紹介しても良いのでは。 ・一地域1ホームページ運動は県の事業としては終了したが、引き  続き地域のそのような取組みをyamagata1で支援していくことが  必要。 ・現場を回っていると、必要な情報にたどり着けない人もたくさん  いる。地域でどんな情報が求められているか調査すべきだと考え  る。 ・部会としてそのような調査を行うのは難しい。部会は行政や関係  機関に対して調査すべきであるという提言を行っていくべきでは。 ・この部会や協議会全体としてもそうだが、参加者が情報通信関係  の企業・団体の人に偏っている。ほかの例えば保健福祉や商工業、  農業に関わる人たちに広く参加してもらう取組みが必要なのでは  ないか。 ・yamagata1への協力を期待できる人たちとして、サイト登録して  くれているサイト開設者がいるわけなので、これらの人たちにya  magata1のPRや協議会への参加を呼びかけるのも有効。 ・この部会への参加を広げていくうえで、CSS部会という名称は  分かりにくい。もう少し誰にでも分かりやすいネーミングを検討  すべき。 などなど、熱心な意見交換が行われました。メモしきれない部分も あったと思いますが、御容赦ください。議論の続きは是非部会ML でお願いいたします。 2 部会連携プロジェクトについて  次に、昨年末から募集を受け付けていたCSS部会連携プロジェ クトに応募いただいた東根インターネットクラブの伊勢さんから、 次の3つのプロジェクトについて御紹介いただきました。  (1) 山形オリジナル名曲100選(ラジオ放送局)    インターネットラジオ放送局を開設し、山形県内の音楽家(   プロ、アマチュア)のオリジナル曲や山形交響楽団の曲を集めて   インターネット上に山形県に的を絞った音楽番組を構築するもの。   (2) やまがた学習支援ねっと    ホームページ自動生成システムPushCornを活用して、山形県内   の学校の総合学習への応用や公民館と地域の情報交換用に活用す   るもの。  (3) やまがたe市民塾    ホームページ自動生成システムPushCornをベースとした学習プ   ラットフォームを構築し、県内各地域で開催されている市民大学   や公民館で開催されている講演会などをインターネット上で受講   できたり、県民の方が先生となって授業提供できるような学習ポ   ータルサイトを構築するもの。  提案いただいたプロジェクトに関して意見交換が行われた結果、部 会の連携プロジェクトとして位置づけることについて承認され、広報 など可能な協力・連携を図っていくこととされました。  この部会連携プロジェクトについては引き続き応募を受け付けてお りますので、12月27日付け部会MLでお示ししました様式でお申 し込みください。  次回部会は2月中に開催することとされ、日程等が決まりましたら また協議会ML等で御案内いたしますので、よろしくお願いいたしま す。                            (以上)