平成14年度CSS部会(第1回)開催概要  11月9日(土)に開催された14年度第1回CSS部会には、お 忙しいなか15名の会員の皆様にお集まりいただきました。お休み のところ誠にありがとうございました。当日の協議の概況をお知ら せいたします。  協議では、まず、上林部会長から、10月17日に開催されたイ ンフォーマルミーティングで得られた共通認識として、次の3点が 示されました。 (1) 昨年度CSS部会として地域ポータルサイトの構築をサポート  してきたという経緯を踏まえ、改めて現状をレビューのうえ、今  後部会としてどうサポートし、次のステップをどう考えていくの  か前向きに議論していく必要がある。このため、次回以降、yama  gata1のレビューを行う。 (2) 参加している部会員にとって、部会がどうあればもっとも意味  があるかという点を考えた場合、各部会員がそれぞれの立場で取  り組んでいるプロジェクト同士が連携・協働していければ非常に  有効であると考えられる。そこで、各部会員のプロジェクトを発  表し合い、連携・協働の枠組みを探っていきたい。 (3) 部会として、地域社会に対してどんな貢献・還元を行っていく  のかという社会的役割があることから、15年度の取組みに向け  たアクションプランの策定について検討する必要がある。  これについて、出席者の皆さんから次のような意見・提案が出さ れました。 ○yamagata1に関連して  ・yamagata1の理念の現実にギャップがあるため、現状の利用状   況やユーザのニーズ等をきちんと把握・分析のうえ、ギャップ   を段階的に埋めていくための議論をすべきである。  ・yamagata1は本来県民のためのものであるはずなのに、現状で   は我々協議会の会員とも接点がなく、協力のしようがない。  ・県がスポンサーをやめたとき存続するか疑問。自立して自主的   な運営の方向を目指すべきではないか。 ○部会運営、活動に関連して  ・部会は開催のつど会員であれば誰でも参加できることになって   いるが、部会としての意思決定を行う場は必要であり、ステア   リング(舵取り)チームを新たに設置するなど、運営の仕方を   明確にすべきである。  ・部会として何をやっていくか議論すべき。提案だが、民間・行   政問わず一定の情報化関連プロジェクトに対する提言・評価・   支援などもこれだけのメンバーが揃っていればできるのではな   いか。  ・ここのメンバーは先進的な人たちばかりだが、情報化のスピー   ドについていけない人たちにも目を向けてほしい。公民館や学   校など、設備や人材不足で苦労している現場への支援というこ   とも考えられるのでは。 以上のような意見交換の結果、 ・インフォーマルミーティングにおける上記3点の共通認識につい  ては了承。 ・yamagata1の現在の状況について次回県側から紹介し、改めてレ  ビューを行ったうえ、今後の方向性について議論する。 ・今回の出席者(*)を部会運営チームとし、改めてCSS部会のメ  ーリングリストを設置のうえ、部会への参加者を募る。 とすることとなりました。 (*出席者:上林部会長、前川さん、笠原さん、米本さん、伊勢さ   ん、浅野目さん、楠本さん、井上さん、堀さん、浦山さん、鈴   木さん、金内さん及び事務局)  次に、各出席の方々からの活動紹介が行われ、 ○PopCorn ワーキンググループの前川さんから、同氏のグループが  開発されたHP自動生成ツール「PushCorn」を使った地域学習や  情報発信の取組み及び課題等について、 ○東根インターネットクラブの伊勢さんから、「PushCorn」を情報  活用ツールとして地域住民や小中学校、行政までカバーする地域  づくり構想「東根ねっと構想」の取組みについて、 ○井上 修さんから、同氏がネット上の仲間と取り組んでいるイベ  ントカレンダー「e−べんと」の取組み並びに地域情報サイトを  運営する上での課題等について、 それぞれ御紹介いただいた後、活発な質疑・意見交換が行われまし た。発表いただいた皆さん、本当にありがとうございました。  次回CSS部会の日時及び部会MLの設置につきましては、なる べく早めに協議会MLで御案内いたしますので、どうぞよろしくお 願いいたします。                            (以上)